巻頭言 ほほえみ第61号(平成25年3月号)

巻頭言 ほほえみ第61号(平成25年3月号)

2013.02.13

 こんなに風邪をこじらせたことは10年以上記憶にありませんが、体調が悪いです。皆さんも自身の健康管理には十分留意してください。

 

 一昨年暮れに慢性期医療認定病院となって、今後ますます重要性を増す「良質な慢性期医療」主体の法人として、医療・ケアの質の一層の向上に取り組んでいます。在宅医療を重視し、当法人が行なっている3ヶ所のショートステイ・訪問看護・訪問リハビリ・2ヶ所の通所リハビリ・地域包括支援センター・訪問診療などを有機的に結合させながら医療介護施設・ケアマネージャー・行政・住民の方々と顔の見える連携をとっていきます。

 

 医療も介護も必要な重症患者を多く引き受けている光ヶ丘病院では、昨春の報酬改正から、多岐にわたる病院機能を高める事項に取り組んでおり、感染症対策や栄養サポート、看護必要度では既に成果をあげました。2月には医療安全、3月には診療録管理の部門で県に届け出をします。ここまでくるのには多数の職員の涙ぐましい努力があり、感謝の気持ちで一杯です。ついこの前までは、急性期基幹病院しか取得できないと諦めていた加算がとれたのは職員の大きな自信に繋がるでしょう。

 

 4月からは新しい仲間が増えます。新卒正看は4人が当院を選んでくれました。看護学生は準看に合格した3人を含めて過去最高の学生数を抱えることになります。学生実習の方も看護学校・介護福祉士養成校・リハビリ養成校・訪問看護実習など目白押しですが、この病院で働いて良かった、ここで実習して為になったと言われるよう指導者の皆さんの健闘を期待しています。また、ワークライフバランスに沿って、有給休暇の消化率を高める努力をしていきます。

 

 いつも言っていますが、やる気のある人、一つ上の資格を目指す人に対しては、法人は、できる限り援助します。働きながら来年は大学修士課程を卒業する職員もいます。人材(人財)育成は法人の命と思っています。

 

紫蘭会 理事長  笠島 學