第7回紫蘭会研究発表会から
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ソーシャルワーカー 鍋谷真希
<はじめに>
光ヶ丘病院に、ソーシャルワーカーとして勤務して一年になります。この一年間、主に外部との連絡調整や入院相談業務を行なってきました。また各病棟での退院後の相談等にも関わってきました。今回の研究発表では、ソーシャルワーカーの業務内容と平成13年7月〜平成14年6月までの一年間の相談件数・相談内容の傾向についてまとめたものを報告したいと思います。
ソーシャルワーカーの業務内容
私の仕事は、外部との連絡調整と入院相談・退院後の相談の2つです。主に、家族、病院、施設、市役所などとの調整の役割をしています。
平成13年7月〜平成14年6月までの一年間の相談件数・相談内容の傾向
<結果>
まず、相談件数を月別に示しました(資料@)。H13年10月〜11月・H14年3月〜4月にかけて入院相談が多かった。この期間は、自宅で過ごしやすい時期であり、その為、施設(老人保健施設)や他の療養型の病院(万葉病院・丹保病院・誠友病院・サンシャイン病院等)では在宅復帰を勧めている(※当院でも、この期間に在宅療養される方が多い)。しかし、実際は在宅での介護が困難であり、当院へ入院相談に来られた方が多かった。
次に、紹介先別のグラフ(資料A)から、当院への入院相談にこられる方の3/4が、高岡市内の総合病院(高岡市民病院・厚生連・済生会)からの紹介でした。高岡市民病院・厚生連・済生会などは、治療が終わればすぐに退院とする方針である。しかし、家族の気持ちとしては、「寝たきりの為、在宅介護が出来ない。」・「寝たきりでいる期間が長くなり、体力もないので、もう少し体力がつくまで入院させて欲しい。」・「リハビリをしたい。」等の不安や要望がある。その結果、家族は療養型の病院や施設に申込に行くことになると思われる。しかしながら、療養型の病院や施設に申し込みをするが、入院・入所出来るまでの期間が長いのが現状である。
入院理由別(資料B)でみてみると、寝たきり(気切・IVH・胃ろう)の為、自宅での介護が出来ないからと入院相談に来られる方が多かった。老人保健施設、特別養護老人ホームや市内の療養型(サンバリー高岡病院・くるみ病院・万葉病院・丹保病院等)では、を受け入れしていない。(→受け入れしていない理由として、スタッフの対応が慣れていないので出来ない。)砺波地区の療養型(誠友病院・サンシャイン病院・みわ病院等)では、受け入れしているが、申し込みや相談に行くと→「今入院している患者様で対応がいっぱいで、これ以上増やす事は出来ない。」・「そういった患者様が退院されないと対応できる部屋が無い。」等言われる。現在のところ、気切・IVHの方を受け入れできる病院は、光ヶ丘病院のみである。
<考察>

入院相談に来られる方(相談者)は、この一年間で寝たきりの方が増えているように感じる。入院相談に来られる方は、相談者は(1)身体的問題と(2)社会的問題をもっていることです。身体的問題とは、IVH・気切・胃ろう・MRSAの為、在宅での介護も出来ない。施設での受け入れもしてもらえないことが多い。社会的問題とは、家族が働いている為介護困難・介護者が高齢であり、介護困難・複雑な家族状況(身寄りもなく独居・家族関係が悪く全く介護協力がない。)同居の家族が居ても入院や施設入所している期間が長くなり離れている時間が長くなると介護したくないと言われる。施設等の入所で対応できるが、すぐにはできない。どちらか一つの問題で在宅での介護・施設での受け入れが出来ない方もおられるが、当院に入院相談にこられる方の殆どは、両方の問題がある為、施設入所も在宅介護も難しい。当院では、御家族とカンファレンスをこまめに行っている。このカンファレンスを行うことで、在宅介護の不安を解消し、在宅復帰へと結び付けている。その為、ベッドの回転も速く、他の療養型の病院に比べて受け入れが早く出来るようになる。当院は、老人保健施設、特別養護老人ホームや他の療養型の病院(サンバリー高岡病院・くるみ病院・万葉病院・丹保病院・誠友病院・サンシャイン病院等)に比べて、入院出来るまでの期間が短いと言われている。
今後、ますます寝たきりの方や退院が困難な方の入院が増えてくると思われる。その為にソーシャルワーカーとして、患者様や御家族に生じる生活上の困難や悩み事を少しでも、軽減できるようにしていきたい。また、先生方や婦長さん方や他のスタッフの方々にご指導をいただきながら、御家族や患者様にとって良い方向になるように相談援助業務をしていきたい。